不動産、金融資産（預金、株式、投資信託等）の相続手続

ご相続が起こったときには、財産の名義変更、払い戻しが必要となります。
不動産、預貯金、株式など財産の種類に応じて必要書類や手続き方法は異なりますが、
原則としてすべての手続きは次の流れで進んでいきます。

１．相続人の確定の手順

まずは戸籍を取得し、相続人がどなたであるかを確定することから始めます。 相続人を確定するために必要となる戸籍は、相続関係によって異なりますが、 一般的に必要となる戸籍は次のものです。

1. ① 被相続人が生まれてから亡くなられるまでの戸籍

   戸籍は、ご結婚や本籍地の変更、戸籍様式の変更などによって、一生のうちに何度か作り直されます。 一般的にはある方の出生から死亡までの戸籍は４，５種類程度の戸籍に分けられて編成されており、 これらの作り直された全ての戸籍につき、管轄する市区町村から取り寄せる必要があります。

2. ② 相続人の方の現在の戸籍

兄弟姉妹がご相続人になるケースなど、相続関係によっては上記以外の戸籍を取得しなければならないケースもあります。

2.相続財産の遺産分割

どの財産をどなたがご相続されるかを、ご相続人の方皆様でお話合い、お決めください。
分割内容は、ご相続人のご意向や財産の種類など、それぞれのご相続内容によって異なるかと思いますが、
相続人間で紛争性がある、相続税がかかるどうか知りたい、将来の２次相続に備えたいなど、
遺産分割についてお悩みの方には、弁護士、税理士をご紹介させていただきますのでお気軽にお問合せください。

３．財産の払戻し、名義変更手続

各機関に定められた様式に従い、書類を提出し、手続きを行います。
必要となる書類は手続き先によって異なりますが、一般的には、申請書・相続届などの申請用紙、戸籍謄本、 遺産分割協議書、印鑑証明書、住民票などです。
当事務所に遺産整理をご依頼いただいた手続きにつきましては、当事務所にて必要書類の種類、通数を整理して、 ご案内させていただきます。戸籍、住民票等、当事務所で取得可能なものにつきましては、 当事務所にて代理取得させていただくこともできますのでご相談下さい。